3.入れ歯を使用している方から多い質問について


  1. 入れ歯は、寝る時に、はずさなければいけないといわれますが、なぜ、外さなければいけないのですか。  
  2. 総入れ歯でも、定期検診は必要ですか。  
  3. 新しい入れ歯を入れたのですが、注意することはありますか。
  4. 入れ歯洗浄剤はどのようなものがいいのでしょうか?
  5. 入れ歯安定剤は使った方がいいですか?
  6. 入れ歯をはずす時、どのように保管すればいいでしょうか?
  7. 入れ歯【義歯】をすると食べ物が美味しくないといいますがどうしてですか?
  8. 入れ歯を入れると話しにくくなりませんか?
  9. 入れ歯を入れると引っ掛けた歯が悪くなり、だんだん全部だめになると聞いたことがあるにですが?
  10. スペア(替えの入れ歯)がないと不安なのですが?
  11. 保険では、一度入れ歯を作ると、6ヶ月間は作れないと聞きますが?

質問1:

入れ歯は、寝る時に、はずさなければいけないといわれますが、なぜ、外さなければいけないのですか。

答え:

口の中の雑菌が入れ歯に付着して不潔になってしまうからです。また、入れ歯を支えている歯肉が押され続けていると、歯肉に炎症を起こすことがあるため、歯肉を休ませる必要があります。

質問2:

総入れ歯でも、定期検診は必要ですか。

答え:

総入れ歯では、入れ歯の噛み合わせの具合いをみたり、歯肉の状態を診る検診が必要です。それは顎の骨や歯肉の状態が常に少しずつ変化しているからで、入れ歯もそれに合わせて調整や修正が必要になってきます。歯肉に合わない入れ歯では、食べ物が噛みにくい、発音がしにくい、また歯肉が傷つくなどの障害が出てきます。そうならないうちに、半年に1度は検診を受けるようにしましょう。

質問3:

新しい入れ歯を入れたのですが、注意することはありますか。

答え:

新しい入れ歯を入れたばかりの時には、歯肉に痛みがあったり、食べずらかったり、話しにくいことがあります。それぞれの患者さん固有の、お口の状態に合わせるために、何回かの調整をすることが必要です。早く入れ歯に慣れ、長く快適に使用していただくため、以下の点にご注意ください。
  1. 初めから硬い物や大きなものを無理に食べずに、小さくしたものを、少しずつゆっくり、食べるようにしてみてください。特に総入れ歯の方は、前歯でものを噛もうとすると、ほとんどの場合、入れ歯は外れてしまいます。奥歯で小さくしたものを、噛む練習をして下さい。
  2. 痛みがあったり、歯肉が傷ついたりした場合は、入れ歯を外しておき、歯科医師に調整を依頼してください。
  3. 調整は必ずといっていいほど必要と思われます。歯科医師に遠慮せず、通院してください。
  4. 決して自分で入れ歯を削ったりしないようにしましょう。使えなくなってしまう恐れがあります。
  5. 入れ歯にも汚れが付きます。汚れがついたままですと、歯肉の炎症を起こす原因になります。また部分入れ歯では、残っている自分の歯までが、虫歯や歯周病になる場合があります。食後は必ず自分の歯と一緒に、入れ歯も歯ブラシで磨くようにしましょう。
  6. 夜寝るときに入れ歯を外したときは、コップなどに水を入れ、その中に保管するようにしてください。空気中に放置することはよくありません。
  7. どんな入れ歯でも歯肉がやせたりすると、合わなくなります。できれば半年に1回は定期検診を受けるようにしましょう。

質問4:

入れ歯洗浄剤はどのようなものがいいのでしょうか?

答え

いろいろ市販されたものがありますが口の中に入れるものなので安全性のいいものを選ぶべきでしょう。入れ歯は複雑な形をしており、はり金とプラスチックの間などに隙間が多く見られます。その中に洗浄液が残っていると口の中がただれてしまうことがあります。よって歯と同じく入れ歯もあまり危険性のない洗浄剤を使用し、あとは古くなった歯ブラシや 入れ歯専用歯ブラシで磨くことが大切だと思われます

質問5:

入れ歯安定剤は使った方がいいですか?

答え

入れ歯安定剤は一時しのぎになりますが、あくまでも応急処置です。長期間の使用は、歯肉をだめにするばかりではなく、顎の骨までも吸収させてしまいます。適合が悪い場合は新しく作りなおさなければなりませんが、作りなおさなくても適合を改善する方法はいくらでもありますので、安定剤で辛抱しないで歯科医院で相談してみてください

質問6

入れ歯をはずす時、どのように保管すればいいでしょうか?

答え

入れ歯は乾燥すると変形したりすることがありますので、はずすときは汚れを落として専用の容器かタッパにきれいな水をいれて保管してください

質問7

入れ歯【義歯】をすると食べ物が美味しくないといいますがどうしてですか?

答え

味覚は舌で感じ取りますが,冷たいものや温かいものなどは歯や舌の他に口腔内全体で感じ取ります。また、食べ物の食感などは歯が感じ取ります。それらが我々の脳の方で判断されて,「美味しさ」というもの感じ取るのではないでしょうか。歯を全部失った場合、レジン製の義歯(プラスチックのような物)などを入れて,咀嚼を回復しなければなりません。レジン製の義歯を入れると,本来感じ取るべき口腔内の歯肉や粘膜などを覆い被せますから,「美味しさ」を感じ取りにくくさせるのです。咀嚼させることを第一に考え,「美味しさ」を犠牲?にしているわけです。でも、義歯を入れたから、全く美味しくないというわけではありません。義歯もなれると「美味しさ」を感じるといわれております。レジン製義歯は保険適用ですが、保険外で金属床義歯というのもあります。これは、レジン製の義歯よりも薄くでき、しかも、食べ物の温かさや、冷たさが口腔内の口蓋部や粘膜部などに伝わりやすいですから「美味しさ」を感じると皆さんが言っておられます。

質問8

入れ歯を入れると話しにくくなりませんか?

答え

入れ歯を入れた当初は何か食べ物を入れたまましゃべているようで、言葉を周りの人が良く聞き取れない感じになりますが、暫く(1か月位)すると比較的明瞭になり、むしろ入れ歯を外すとしゃべれないのに気が付くと思います。発音の練習は不可欠です。

質問9

入れ歯を入れると引っ掛けた歯が悪くなり、だんだん全部だめになると聞いたことがあるにですが?

答え

確かにそんな感じに受け取れるやすいところがありますが、しかし基本的にはそんなことはなく、むしろ残っている歯を守ると考える方が正しいです。ただし、口の中の変化や入れ歯の破損等でひっかかっている歯に異常な負担がかかったりすることもありますので、少しでも違和感があったりした時には診察してもらいましょう。残っている歯が虫歯になっていないか、歯周病になっていないか、定期的に歯科医院に行って検査する必要があります。

質問10

スペア(替えの入れ歯)がないと不安なのですが?

答え

入れ歯を紛失したり、割ったりしても、すぐに新しく作ったりすることが出来ませんのでスペアというものを持たれてもいいかもしれません。ただ、このスペアを作るということは考え方として保険制度では適応されないようです。自費でお作りになるか。昔いれていた、古い義歯を代用として使うのも良いでしょう。

質問11

保険では、一度入れ歯を作ると、6ヶ月間は作れないと聞きますが?

答え

そうです。一般的には特別な事情がなければ、新しい義歯を作ることは出来ないことになっています。義歯が割れたり,人工歯が取れたり、またゆるくなって、落ちてくる場合は、修理したり、リベースといったもので、修復できますので、その後、6ヶ月経ちましたら、義歯を新しく作り直したほうが良いでしょう。