2.妊娠している方から多い質問について
- 妊娠中です。歯の治療を受けることはできますか。
- 妊娠中の歯の治療で、レントゲン写真を撮っても大丈夫なのですか。
- 妊娠すると虫歯になりやすい?
- 妊娠と歯周病について
- 出産後の治療は大丈夫?
妊娠中です。歯の治療を受けることはできますか。
答え:
歯の治療に関しては、原則的には治療を行って悪い時期というものはないとされています。しかし妊娠の初期は、つわりなどで気分が悪い時期ですので、一時的な応急処置で留めておくことが多くなります。また妊娠の後期にはおなかが大きくなってきますので、長い治療に耐えられなくなると思われます。一般に妊娠5カ月から7カ月の安定期の時期が適していると言われています。妊娠されている方は、やはり必要に応じて、産科の先生と連絡を密に取り、治療を行っていくことが必要だと思われます。歯科用の麻酔の注射も、ほとんどの方で問題にはなりません。
妊娠中の歯の治療で、レントゲン写真を撮っても大丈夫なのですか。
答え:
放射線障害として、奇形や精神発達の遅れや、発がんなどが考えられますが、基本的に歯科の領域で用いているレントゲン撮影では、胎児に直接X線が当たることはありませんし、危険度という点からは、相当低いといえます。したがって現在の歯科医院で最も多く使われている、歯科用レントゲン写真の撮影方法では、防護エプロンをして撮影するのであれば、まったく問題はないと考えてよいでしょう。
妊娠すると虫歯になりやすい?
答え:
まず妊娠をすると体に変化が起こっています。つわりにより歯磨きが思うように出来ない、酸っぱいものや甘いものなどの嗜好が増す、食生活が不規則になる、唾液の性状の変化(酸性傾向や粘着性の増加)などです。これらの要因は虫歯を非常に作りやすくします。したがって、できるだけ偏った生活をしないように心がけることが大切です。
妊娠と歯周病について
答え:
妊娠中は歯肉炎、歯周炎が非常に起こりやすくなります。これは歯磨きが十分にできないことのほかに、ホルモンの変化があげられます。エストロゲンやプロゲストロンが増加し、これらの過剰分泌により細胞の増殖や血管の透過性を増加させます。このため、歯肉が腫れやすく出血をおこしやすくします。本人にできることはブラッシングを一生懸命すること。歯石などがついていたら歯科医院で取ってもらうことがとても重要となってきます。
出産後の治療は大丈夫?
答え:
体調さえ良ければ大丈夫です。しかし授乳しているお母さんは、薬の使用に関して制限されることが多い為、授乳していることを歯科医師に告げ、相談のうえ処置を受けるようにしましょう。
